袖と身頃の色合いが微妙に違ってしまう中希という不良がでてしまい、
工場に問い合わせをした時のこと。
「それぞれ窯が違うから全く一緒にはできない」
言っている意味はわかっても、当時は全てをコンピュータで管理しているものとばかり思っていたので、実際どうやって染めているのかが全くイメージできませんでした。
聞いてみると、大量生産の商品も職人が量、温度、湿度などを管理しながら人の手で染めを行っていることを知り、自分たちはパソコン上だけで仕事をしているのに、そんな世界もあるんだなと、生地や手仕事に対して興味を持つようになりました。
その後、世界中の服や生地を自分の目でみたいと思い立ち、世界をバックパッカーとして旅をしながら、アジアでは染めの勉強をし、ヨーロッパではショップ、美術館を回りファッションの今と昔を学んできました。その旅の最後にたどり着いたのがチェンマイ。
手織りの工房や、染色の工房。道端で服を作る少数民族の色鮮やかな民族衣装。
こんなにも生活の中で「服」を身近に感じる場所は初めてでした。
また、チェンマイにはそれぞれの想いを持って、服や帽子を作る日本人や外国人がたくさんいます。
「日本では見ることさえ稀な手織りや染めがこんなにも身近にあって、
自分のように手仕事に魅力を感じてものづくりをしている仲間がここにはたくさんいる」
「この場所に住もう!」
来て1週間でそう思っていました。
その後、チェンマイの帽子会社で帽子のデザインを学び今に至ります。
Muakは「新しくて面白いものをデザインをしたい」という昔からの夢、
「生地、染めを通して手仕事の良さを伝えていきたい」という今の夢。
その両方を叶えてくれるブランドです。
手織りの生地を使ってこんなかっこいい帽子が作れるんだ!
そんな驚きを与えられるような帽子を作っていきたいです。




































